「挫けない力」ブログ: 2014年11月アーカイブ
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2014年11月アーカイブ

大田原──二度目の挑戦も高い壁に跳ね返される!

(掲載日:2014年12月25日)

残念!

まるで、ギター侍(なつかしい…)に一刀両断にされた感じ。

 

33キロ地点、目に見えてきたのは、「打ち切り」の文字。

27キロ過ぎからの強い逆風を受け、

何度も心が折れかけました。

でも、去年歩いてしまったこの地点で歩くわけにはいかない。

そう思って走り続け、33キロの通過も目指したのですが、

強制終了でございました。

 

なんだか、あっけない終わりにしばし呆然。

辛さから解放された安ど感も確かにありました。

でも、「ああ、今回も無理だったのか」という、

悔しさというか諦念があって、淡々とバスに乗り込みました。

 

自分なりに去年より早めに週末3時間ランをスタートし、

調整もまあうまくいきました。

前日も5時間くらい、フルの前にしてはたっぷり眠れて、

コンディション的には手ごたえが。

 

天気はよく、心配なのは気温でしたが、スタート地点では

うまい具合に曇っていて、ちょうどよい(やや寒い)気温。

自信は正直あまりなかったけれども、

すべてがうまくかみ合っている感じがして、

もしかしたら…なんて考えながらのスタート。

 

若干、息が上がるのが早い気がしましたが、

やはりレースではペースが知らず知らず上がってしまう。

私の戦略(と呼べるほどのことではないけど)は、

ともかく、5キロを28分で走り続けること。

イーブンで40キロまで来れば、残り2キロ弱を

16分で走れば4時間以内に完走できる!というもの。

でも、これ甘かったんです。

 

大田原では、12.7キロ、23.7キロ、33.3キロ、38.3キロに

打ち切りポイントがあります。

私は33.3キロでひっかかった。

6分ほどオーバーしたのかな。

33.3キロは、3時間10分/キロ542秒ペースが打ち切りライン。

 

そう、上記のプランだとちょっとペースが落ちると切られてしまう。

作戦通りにいって、30キロで12分の貯金があり、

22分以内に3.3キロを走られればいいのですが、

25キロ過ぎからガクッとペースが落ちた私は、

貯金がほぼない状態で33.3キロに向かったのでした。

 

もっとも、ここを仮にクリアしても、すでにオーバーペースで

足が残っていない感じでした。

 

25キロまでは、プラン通り、むしろやや抑え目にしようか

という感じだったのですが、23.7キロの打ち切りポイントで、

あまり時間がないという声を聞き、急にダッシュを数百メートル

してからペースが乱れ、さらに向かい風で辛いレースになりました。

ここにも作戦のほころびがありました。

 

しかし、収穫もありました。

20キロから23キロ過ぎまで、ほぼ苦痛も足の痛みも感じず、

「もうハーフだ、このペースが最後まで持てば、サブ4か」

と思いながら、自分がフィニッシュ地点に走り込むイメージが

確かに浮かんでいました。

この時は、とても精神的にも安定していました。

 

27キロからの失速では、完走を諦め、走れるところまで

とにかく走ることを目的にしましたが、同時に去年の失敗も

そして今年の失速も、原因はオーバーペースにある、

と頭だけではなく、体で理解しました。

そう、つまり練習で距離は稼いでいても、

ペースを間違っていたのだと思います。

練習もキロ5分半くらいでやればよかった。

つい、自分に楽なペース、キロ6分くらいで走っていました。

 

ほかにも、週末に練習が偏って、平日にあまり走らなかったのも、

走力を総合的に上げられなかった原因でしょう。

 

去年よりしっかり走れたこと、

課題を頭ではなく、体で感じることができたこと。

これは、次回に向けて大きな収穫に違いありません。

 

二度も跳ね返された、この壁。

三度目の正直は、3月の板橋cityマラソンで!

その前に1月に館山のマラソンにも参加しますが、

アップダウンのきついコースらしく、そこではちょっと難しいかな。

 

ところで、大田原と同じ日、つくばマラソンも開催され、

「チーム☆挫けない力」のメンバーも多く参加していました。

みんな、それぞれによいレースだったようで何より!

場所は離れていても、同じ時間にフルを走っていると、

ふと、みんなも頑張っているんだ、と勇気をもらいました。

 

念願のサブフォーを実現したメンバーもいて、

ちょっとうらやましい…。

今度は、私の番だと、気を引き締めております。

 

悔しい結果でしたが、自分の課題が明確になり、

むしろ自信になった部分もありました。

サブフォーへのモチベーションもこれまでになく高まったレースでした。

大田原マラソン、リベンジなるか?

(掲載日:2014年12月25日)

昨夜は、定例のチーム☆挫けない力で皇居ラン。

で、飲み屋で盛り上がるといういつもの展開。

鍋がおいしい季節になりましたね。

 

ふと、周りを見ると、みんなフルマラソンフィニッシャー!

で、メンバーのほとんどが来春の富士五湖にチャレンジする(あるいは、した)

という、割とガチガチのランナーでした()

 

加えて、今週末はつくばマラソンと大田原マラソンが同日に開催。

このメンバーでは私一人が大田原へ。

…なんといっても昨年の屈辱があるので…。

 

この前の日曜日、3時間ランを終えて割といい手ごたえは

感じました。

ただ、やはり制限時間4時間の中を走るのは厳しい。

完走できる確率は、正直、5割に満たないと思います。

 

でも、マラソンはメンタルが重要ですよね。

できるだけ、いいイメージを持ってスタートするつもりです。

 

それにしても、同じ趣味を持つ仲間というのはいいものです。

仕事、性別、年齢など、普通は壁になるものですが、

あまり意識しなくてもいい。

意識しても仲間には変わりがない。

 

この日は、ホノルルマラソンに参加するメンバーも

かなりいて、そんな話でも刺激を受けたり、

自分もいつか、なんて夢想したり。

 

今となっては、あまり大きなことではないのですが、

考えてみれば、私は『挫けない力』の担当編集であり、

みんなは、朝大学の「挫けない力養成講座」の受講生、

かつ、読者だったわけです。

 

編集が、こうして読者と直接会って、今は仲間として

本の重要コンテンツである「ランニング」を「継続」している。

これ、よく考えたらすごいことです。

それもこれも、著者の石田淳さん、白戸太朗さんのお蔭ですが、

私も担当編集としてこの本を「熱」を持って作り、

それを受け取ってくれた読者と本の内容をトレースしている。

なんて幸せなこと、編集冥利につきることだろうと思います。

 

ある有名編集者の方がよく言っている、

手渡しの「原点」を、私はあまり意識しないで享受しているのだな、

と思うと、少しばかり誇らしく、

「挫けない力」という本を担当できて本当によかったな、

と思うのでした。

 

さて、編集担当としての誇りを胸に、

今週末の大田原、完走を目指します!

(自分で自分を追い込むタイプだと、今、気づいた・汗)

往年のスター、西城秀樹に「挫けない力」を見た!

(掲載日:2014年12月25日)

久々に更新ですが、今回は少し毛色を変えて……。

ちょっとランニングから逸脱します。

 

先週末の金曜日のことです。

神奈川県民ホールで開催された、西城秀樹さんのコンサートに

お招きいただき、その熱いステージを間近に見てきました。

(仕事の関係で、事務所の方に招いていただきました・役得?)

 

西城さんは、二度の脳梗塞に見舞われながら、

不屈の努力で現在、年間100以上のステージを務めるほど

精力的に活動をされています。

 

ただし、体はまだ不自由で、発語も完全ではありません。

そんな状態で、全国各地でコンサートを開催し、

2時間近くに及ぶ長丁場で熱唱している。

 

予想通り、ホールに集った客席は中高年の女性が中心。

ご夫婦らしきカップルもいたり、母娘らしき二人連れも。

二階席から見るアリーナは、すでにペンライトが……。

私もいただいたペンライトを所在なく片手に持っていました。

 

そして、往年の大スターの登場!

四十代半ばの私にとっても、西城さんといえば、

「カックラ金」のお兄さんだし、

ハウスバーモンドカレーの「ヒデキ、感激!」だし、

さらに、数々のヒット曲があり、カラオケで何度物真似したことか。

(西城さんの物真似は、当時、私の中で?基本?でした)

 

幕が開いて驚いたのは、その歌声!

!!! すごい迫力です。

後遺症をまったく感じさせない、つややかで伸びのあるボーカル。

どれだけリハビリを重ねたのか……。

この時点で、すでに胸がジーンとしていました。

 

さらに、私のなじみ深い曲、「南十字星」「ギャランドゥ」

などには、私自身の小学校の頃のことがふっと浮かんできて、

なんというか、懐かしさに溺れそうな感覚になりました。

おそらく、この会場にいる多数派のかつての乙女たちも、

同様に、過去にタイムスリップして「ヒデキ―!」と歓声を

上げている。

 

合間のトークでは、発語が十分ではないものの、

笑いを取ったり、絶妙の間でちょっととぼけたり。

途中、座ってバラードを歌ったかと思うと、

激しい曲では、おぼつかない足取りでも立ち上がって

ステージを移動したり。

 

その姿が、打たれても打たれても、前に出ていく

ファイターのように私には見えました。

「この人は、決して自分(運命)から逃げていない」

そう思ったとき、自然に涙が流れました。

音楽による興奮もあったかもしれません。

 

リハビリには想像を超える大変さがあるでしょう。

そして、あれだけのスターが、思うように体を動かせなく

なってしまったことを受け入れるまでの葛藤はいかほどだった

だろうか、それでも、すべてをさらしてステージに立つ。

──それは憐憫などではなく、一人の男の姿に、

直に胸を打たれた涙だったと思います。

いずれにしても、コンサートで泣くなんて初めての経験でした。

 

最後のほうは、大興奮のヤングマンでYMCAをやりつつ

(四十肩の痛みで右手だけで)ペンライトを振り回しました。

 

時間は皆に平等に過ぎていき、人間は皆年老いていく。

そんな無常も感じていました。

西城さんももうすぐ還暦を迎える。

でも、西城さんは前に出続けている。

もしかしたら、現役バリバリのアイドルのとき以上の

エネルギーを使って。

 

ランニングでも、「自分から逃げない」というのは、

非常に共通性があるような気がします。

自分に課した練習もそうですし、大会でいくら辛くても

ゴールに運んでくれるのは、自分の足しかありません。

(もちろん、無理してけがをしない範囲で)

 

そして、挫けてもいい。

ただし、挫けても挫けても、前に出ていく。

後ろにはゴールはなく、ゴールは常に前に出た先にある。

 

自分を振り返って、まだ四十代半ば。

老け込むような年ではありません。

いや、前に出るのに年齢なんて関係ないのだと思います。

来春の118キロマラソンへの挑戦も、ある意味で、

自分への挑戦。どこまで前に進み続けられるのか。

 

今月23日は昨年に続き、大田原マラソンに挑戦し、

サブフォーを狙います。

それなりに調整はうまくいっています。

いい報告ができればいいな、と思っています。

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