不完全さの醍醐味

クロード・シャブロルとの対話 不完全さの醍醐味

クロード・シャブロル

フランソワ・ゲリフ

大久保清朗

定価
2750円(税込)
サイズ
A5判 並製 304頁
ISBN
9784860293505
発売日
2011年2月25日

内容紹介

日本で初めて刊行される《シャブロル本》である。”フランス映画のバルザック”とも呼ばれた巨匠……クロード・シャブロルによる、心ふるわせる数多くの名作、傑作の創作の秘密が、今、明かされる。
『美しきセルジュ』『いとこ同志』『二重の鍵』『肉屋』『沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇』『石の微笑』『引き裂かれた女』……。人間の不可解な心の闇を描いて右に出るものがないとまでいわれたシャブロル。このサスペンスの詩人の全貌が、本書によって明らかになる。シャブロル自身の少年時代の思い出から、監督した最晩年の作品まで縦横に語り尽したファン垂涎の一冊。

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目次

◆はじめに――フランソワ・ゲリフ◆第一章:映画界入りまで(1930?1957年)◆第二章:ある晴れた朝のこと(1957?1958年)◆第三章:誤解と非難(1958?1959年)◆第四章:作家主義と商業主義(1959?1966年)◆第五章:悪意を秘めたミステリー(1966?1972年)◆第六章:三面記事(1973?1977年)◆第七章:ヴァイオレットからラヴァルダンへ(1978?1985年)◆第八章:占領時代への回帰(1986?1991年)◆第九章:「不完全さの醍醐味」(1992?1997年)◆第十章:それでも私は映画を撮る(1998?)◆クロード・シャブロル フィルモグラフィ◆訳者解説◆索引