さかむら・しんみん 坂村真民

明治42年熊本県生まれ。昭和6年、神宮皇學館(現・皇學館大學)卒業。仏教詩人。25歳の時、朝鮮で教職に就く。36歳、全州師範学校勤務中に終戦。帰国後、昭和21年から愛媛県で高校教師を務め、65歳で退職。以後、詩作に専念。四国移住後、一遍上人の信仰に随順して仏教精神を基調とした詩作に転じ、同37年、月刊詩誌「詩国」を創刊。同55年第4回正力松太郎賞、平成3年第25回仏教伝道文化賞、同11年愛媛県功労賞、同15年熊本県近代文化功労者賞などを受賞している。主な著書に『坂村真民全詩集』全7巻(大東出版社)、『坂村真民一日一言』(致知出版社)など。平成18年、砥部町にて永眠。享年97。