まつながみほ 松永美穂

愛知県生まれ。東京大学文学部独文科卒業、東京大学大学院人文社会研究科博士課程満期単位取得。東京大学助手、フェリス女学院大学国際交流学部助教授を経て、早稲田大学文学学術院教授。ドイツ文学者。専攻はドイツ語圏の現代文学。著書に『ドイツ北方紀行』(NTT出版)、共著に『世界の歴史と文化——ドイツ』(新潮社)がある。インゲ・シュテファン『才女の運命』(あむすく)、マルギット・ハーン『ひとりぼっちの欲望』(三修社)、ベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮社・毎日出版文化賞特別賞受賞)、マーレーネ・シュトレールヴィッツ『誘惑。』(鳥影社)、ザビーネ・キューグラー『ジャングルの子』(早川書房)、ユーディット・ヘルマン『幽霊コレクター』(河出書房新社)など訳書多数。本書は初のエッセイ集である。