内容紹介
現代は危機と混迷の時代、100年に一度の危機とも言われている。新自由主義と市場原理主義の失敗、オバマ政権の誕生、イスラム諸国の民主化運動……。この激動する時代に、私たちはどう生きるべきか、が問われている。私たちの暮らす社会はどのように歩んできて、どこへ向かおうとしているのか。歴史的、世界的視座から「地域」「日本」そして「世界=地球」をとらえ、?地球時代?という視座から、混迷の時代をどう突き抜けていくかのヒントを提示している。
地球時代の今を、そして100年に一度と言われる危機の時代を、私自身、過去と向き合い、未来を模索しながら、地域、日本、アジア、世界を串刺しに理解しようと試みました。暴力や戦争ではなく、安心と平和の文化の中で、互いに尊敬しあい、心豊かな生活を確かなものにするために不可欠なものとして、平和や人権、環境や共生、新しい連帯の思想や価値を据え、未来世代の子どもたちとともに生きようとすることが、地球時代を切り拓くことになると考えました。(「あとがき」より)
目次
1章 いま、ここに生きる 2章 地球時代を生きる3章 地域の時代を生きる4章 平和の文化に生きる5章 世界の子どもとともに生きる終章 いまこそ、危機を好機にあとがき