脳を「接待」する!

脳を「接待」する! 上手な脳内リズムの整え方

加藤俊徳

定価
1540円(税込)
サイズ
四六判並製
ISBN
9784860294830
発売日
2019年1月18日

内容紹介

「やる気が出ない」「ミスばかりする」…は、あなたのせい? お得意様の前に、自分の脳を「接待」しませんか。「脳の接待」とは、「脳をいつもいきいきとした状態に保つための方法」。脳を接待すれば、脳のコンディションが整い、ストレス耐性が強くなります。そのための接待法としては、「睡眠」「呼吸」「マインドフルネス」を紹介。さらに、脳を積極的に働かせてパワフルに活動するために、働きが違う8つの「脳番地」の育て方も掲載。

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目次

はじめに
脳のコンディションを変えればストレスに強くなる
「良いストレス」と「悪いストレス」

第1章 脳内リズムを整えてストレスに強くなる
ストレスは、脳の成長を妨げる「拒否反応」となる
ストレスや悩みの解決には「心」よりも脳を大事にする
脳内リズムを整えるとは、どういうことか?
〝間違ったがんばリズム〟が、脳内リズムを破壊する!
男のストレス女のストレス
IT社会のストレスが脳を?ダメ?にする
あなたの脳内リズムの乱れをチェック
脳内リズムチェックリスト
病は脳内リズムの破壊から生じる
「休息」によって脳を接待する
「脳番地の活性を保つ」と脳が「成長」する
脳番地ごとに脳を接待する
弱い脳番地のコンプレックスを取り除く
キレそうなときは脳番地を運動系にシフトする
小脳を鍛えて柔軟なバランス感覚を磨く

第2章 脳の接待?睡眠
究極の接待術「睡眠力」を高める
睡眠がなぜ、究極の「脳の接待」なのか
安眠のリズムを持たないと脳が壊れる
朝ごはんの美味しさで睡眠の大切さに目覚める
睡眠をかえて行き当たりばったり思考が消える
新しい「睡眠常識」が明らかになって
六時間以上九時間以下の睡眠がベストの理由
「脳番地シフト」のスイッチをつくる
なぜ「サーカディアンリズム」が大事なのか
睡眠不足は、日中の覚醒障害を引き起こしている
「睡眠のゴールデンタイム」を大事にしよう
睡眠障害はホルモン異常を引き起こす
睡眠障害には、男女の違いがある
誰にでもできる週五〇時間の睡眠貯金から始めよう
良質な睡眠を得るために
「悩み」を翌日に持ち越さない
「朝食が美味しい」は良い睡眠接待のバロメータ
【コラム】光の刺激を受けないと悩みが深くなる

第3章 脳の接待?呼吸
「呼吸」で脳内リズムを整える
脳内リズムは呼吸に左右される
呼吸のリズムで脳に酸素を取り込む
ゆっくりした呼吸が脳内リズムを守る
ゲームの「脳トレ」は脳のマンネリ化を起こす?
正しく適応する力を大事にすれば、脳がよろこぶ
自分で「善」を選んで酸素代謝リズムを回復させる
【コラム】パワースポットに行きたいのはなぜ

第4章 脳の接待?マインドフルネス
「マインドフルネス」で脳に元気を取り戻す
「マインドフルネス」はもっとも質の高い瞑想法
マインドフルネスは「自己観察力」を高める
脳内のリズムを回復させる
マインドフルネスで、天上天下、唯我独尊になる
マインドフルネスは、ADHD患者への処方箋
自己観察することで前頭葉の理解系脳番地が育つ
自立思考で脳にエッジ効果をつくり出す
呼吸に意識を集中させる
「五感」を研ぎ澄ますことが大事
マインドフルネスは「薬に依存しない治療」
【コラム】簡単に視点を変えることができる理由

第5章 脳番地を知って、弱っている番地を徹底ケア
脳番地の活動リズムが崩れている
脳番地が限定的に使われる現代の社会環境
脳番地の基本は「感覚系」と「運動系」
記憶は繰り返すと脳に定着しやすい
目的を持つと脳は伸びていく
脳番地が働きやすい環境をつくる
脳は使われない番地から滅びていく
「脳内リズムを整える日記」をつける
「脳内リズムを整える日記」
漠然とした脳トレではなく「脳番地トレーニング」をしよう
◆接待1……悩みの基になる「思考系」脳番地を休ませる
◆接待2……乱れがちな感情をコントロールする
◆接待3……集中力を高めて脳を清明にする
◆接待4……粘り強く働く脳にする
◆接待5……物忘れが増えてきた脳に元気を取り戻す
◆接待6……記憶力に優れた脳をつくる
◆接待7……文章の読解力と理解力に優れた脳にしたい
◆接待8……すらすら書けるような脳にしたい
◆接待9……相手の気持ちがすぐわかる脳とは?

おわりに
脳に「心地よい」と感じさせるために
脳の快楽、欲望と休息
「何が大事か」を見極めることが接待力を上げるコツ