麻取や、ガサじゃ!

麻取や、ガサじゃ! 麻薬Gメン最前線の記録

高濱良次

定価
1760円(税込)
サイズ
四六判 並製 320頁
ISBN
9784860293482
発売日
2011年1月25日

内容紹介

覚醒剤や大麻をはじめとする違法薬物を、総称して世間では”麻薬”と呼んでいる。ひとたび手を染めれば、人間性、理性、健康、若さ、将来も希望も、すべてを吸い取ってしまう。麻薬による汚染は、芸能人、スポーツ選手はじめ、今や学生、主婦などにまで蔓延しはじめている。特に大麻は平成十七年に二千人程度だった検挙者が、同二十一年には三千人近くにまで急増している。

その蔓延を防ぐために、麻薬犯罪を取り締まるプロ集団、麻薬Gメンたちの存在がある。著者は取締官として捜査畑一筋36年。本書では、自分が関わってきた時代を代表する三つの事件を、迫真のドキュメント風に綴っている。

少数精鋭でベールに包まれた麻薬取締官。そんな取締官たちの、日々の情報収集から、被疑者検挙に至るまでの地道な活動には頭が下がる。麻薬密売現場にガサをかけるときの臨場感は、流石に現場で何度も修羅場をくぐってきた麻薬Gメンだからこその大迫力である。

目次

第1章 麻薬を取り巻く人々 第2章 覚せい剤密売組織を壊滅せよ《昭和54年2月20日?55年3月19日》 第3章 大麻密輸犯を追え《平成15年7月4日?同年10月14日》 第4章 ネット密売人を追え《平成17年10月27日?18年10月11日》