やまかわ・まさお 山川方夫
東京生まれ。慶應義塾大学卒業。『三田文学』に参加。1954年、田久保英夫、桂芳久らと第3次『三田文学』の創刊メンバー。新人発掘に力を注ぎ曾野綾子、江藤淳、坂上弘などの作品を掲載する。58年、『演技の果て』で第39回芥川賞候補。59年、『その一年』『海の告発』で第40回芥川賞候補。60年、中原弓彦編集の『ヒッチコック・マガジン』にショートショートを執筆。61年、『海岸公園』で第45回芥川賞候補。62年から63年にかけ『ヒッチコック・マガジン』に、『親しい友人たち』を連載。1964年、『クリスマスの贈物』で第50回直木賞候補、『愛のごとく』で第51回芥川賞候補。1965年、交通事故死、享年34。