
人生は、いつからでもやり直せる ―薬物依存から生還した「ユタカさん」の物語―
- 定価
- 1870円(税込)
- サイズ
- 四六判並製
- ISBN
- 9784860295899
- 発売日
- 2025年11月10日
内容紹介
60歳で、どん底からのやり直しの人生。 裏社会で生きて薬物がらみでの7回の逮捕。
人生のどん底から、薬物、アルコール、ギャンブルなどの依存症に苦しむ人を支える日々が始まる。
どんな人も見捨てず、苦しむ人に寄り添い支え続ける潮騒ジョブトレーニングセンター・センター長 栗原豊さんの生き様に迫るノンフィクション。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」(2021年10月)等、様々なメディアに登場!
目次
序章
生き直しの人生に踏み出す
二〇年の歳月
「男一代」に込めた思い
第一章回復への歩みは、人生の棚卸し
八〇代のセンター長の日常とは
回復途中のアディクション(依存症)のユタカとして
「依存症」は不治の病
姪から届いた一通の手紙
「ダルクへ行け」
第二章 人生のターニング・ポイント
七回の刑務所入寮のはてに
ダルクへの道
日本初の薬物依存者のリハビリ施設
自分の「無力」を悟ること
ダルクからの独立
第三章 あくなき挑戦への道
人生の伴侶との出会い
夫婦二人三脚で歩む
様々な壁にぶつかりながら
農業で感じた手応えとは
地域の住民に支えられて
子どもたちと「ジョブさん」
第四章 親父と慕う若い世代へ
回復のギフト
希望の灯りになれたら
学ぶことで道は広がる
自立を目指して
当事者だからこそ力になれることを
第五章 仲間たちはかけがえのない家族
息子に託した未来への希望
栗原さんが描く「未来予想図」に向かって
依存症は「孤独の病」
家族には見守る愛が大切
仲間と暮らす「最後の砦」に
自分の好きなようにやらせてほしい
第六章 さらなる学びの日々
いまだ回復の途中
俳句に親しむ
幼き日に別れた両親への思い
学ぶことの意欲は尽きない
終章 人生は、いつからでもやり直せる
八〇代からのさらなる目標
今を生きる人たちに伝えたいこと
あとがき