内容紹介
本書は科学ジャーナリスト塾塾長・林勝彦が、原発問題を考えるに当たり、真摯に取り組んできた科学ジャーナリストを人選し原稿依頼したもの。林が親しいNHKと朝日新聞のOBたちが中心。番外編として環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也を林がインタビューし、脱原発への道を探る。チェルノブイリ事故現場の四号炉に入ったNHKの現役解説委員・室山哲也、チェルノブイリの今を検証するため、今年2月に10日間、取材に訪れた林の最新情報などは、原発の底知れぬ恐ろしさを伝えている。
目次
序 章 人類初の原発連 林 勝彦第一章 放射能汚染地帯の既視感 ――フクシマで始まった「生命の切断」 七沢 潔第二章 科学ジャーナリストの反省すべきこと 柴田鉄治第三章 脱・原子力村ペンタゴン、脱発表ジャーナリズム 小出五郎第四章 チェルノブイリ原発事故から学んだこと 室山哲也第五章 海外メディアが暴いたニッポン大本営発表報道 大沼安史第六章 脱原発は可能か科学燃料 林 勝彦特別インタビュー 環境エネルギー政策研究所所長 飯田哲也特別レポート? アメリカにおける原子力発電の現状 藤田貢崇特別レポート? 日本の再生可能エネルギーはいま 漆原次郎特別レポート? 放射線の人体への影響 林 勝彦