よしおか・さちお 吉岡幸雄

昭和21年、京都府生まれ。染織史家。早稲田大学卒業後、家業の「染司よしおか」5代目当主を継ぎ、伝統的な植物染による日本の色を国内外に向け紹介している。東大寺、薬師寺、石清水八幡宮などでの行事に用いられる造り花、衣裳、道具などを制作している。著書に『日本人の愛した色』『源氏物語の色辞典』など多数。平成22年、第58回菊池寛賞受賞。