こいけ まさよ 小池昌代
1959年東京都・深川で生まれる。7、8歳頃、「詩」に出会う。中学の時に初めて物語を執筆。梶井基次郎『檸檬』についての読書感想文が東京都のコンクールに入選、書くことの面白さに目覚める。津田塾大学国際関係学科卒業後、法律雑誌の編集に長くたずさわりながら詩作。1988年第一詩集『水の町から歩きだして』(思潮社)刊行。1989年ラ・メール新人賞受賞。1997年詩集『永遠に来ないバス』(思潮社)刊行、現代詩花椿賞受賞。1999年詩集『もっとも官能的な部屋』(書肆山田)刊行、高見順賞受賞。2001年エッセイ集『屋上への誘惑』(岩波書店)刊行、講談社エッセイ賞受賞。2007年短編集『タタド』(新潮社)刊行、表題作「タタド」で川端康成文学賞受賞。2008年詩集『ババ、バサラ、サラバ』(本阿弥書店)刊行、小野十三郎賞受賞。2010年詩集『コルカタ』(思潮社)刊行、萩原朔太郎賞受賞。編著に『通勤電車でよむ詩集』(NHK出版生活人新書)、『おめでとう』(新潮社)があるほか、『それいけしょうぼうしゃ』(講談社)、『森の娘マリア・シャプドレーヌ』(岩波書店)など翻訳絵本も手がける。近年は連作短編集『自虐布団』(本阿弥書店)、長編小説『厩橋』(角川書店)、『たまもの』(講談社)など。