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趣味・実用
縁あって生かされて
――― 岩波唯心書画集 ―――
- 定価 2625円〈税込〉
- サイズ
- ISBN 978-4-86029-268-3
目が良く見えない。右半身不随で利き腕を失った。ところが著者は、ぼんやりとした視力で、そして左手を鍛えることによって、素晴らしい書画を描き続けている。それにしても水墨画の精緻な筆遣いをどう会得したものか。筆先数本で描いたようなモグラの体毛。武鯛や亀なども実に細やかなタッチで描かれている。書も実にいい。障害をもつ人が書いたとは思えない流麗さがある。書画に添えられた言葉も深い。突き抜けた解放感に包まれながらも、人生の機微やその深淵さを伝えてくる。
ものみな映画で終わる
─―─ 花田清輝映画論集 ─―─
- 定価 2625円〈税込〉
- サイズ
- ISBN 978-4-86029-221-8
大胆な発想とレトリックで文化再生の可能性を論じ、戦後の評論界に衝撃を与えた著者。安部公房、澁澤龍彦、松本俊夫ら後続世代にも大きな影響を及ぼした。本書は、映画評論中心に編んだものだが、ルイス・ブニュエル、ジャン・リュック・ゴダールからマリリン・モンロー、シネ・ミュージカル、化け猫映画まで、その守備範囲の広さにも脱帽である。
知られざるインド
─―─ 儀礼芸能とその造形 ─―─
- 定価 3990円〈税込〉
- サイズ
- ISBN 978-4-86029-209-6
民族の多様性、社会構造の複雑さ、多種多様な神話と宗教、さまざまな人々が共存する複合文化、因習的儀式、そして伝統的な芸能など、11億のインドの民は豊かな文化を織り成してきた。このヒンドゥー文化に魅せられて、四半世紀でインド取材を100回以上。四輪駆動車を駆ってタール砂漠や辺境の山地まで。走行距離も70,000キロに及んだ。そうして撮影された写真は本邦初公開のものも多く、驚きに満ちたものばかり。
田島隆夫の日々帖
─―─ 前期(1982-1986年) ─―─
- 定価 2100円〈税込〉
- サイズ
- ISBN 978-4-86029-192-1
人気随筆家・白洲正子さん、現代画廊の経営者であり美術評論なども書いていた洲之内徹さんらに絶賛された『日々帖』。それがこの度、日の目をみることになった。田島さんが日記代わりに1日1枚、足掛け15年間にわたり描き続けたものだが、自分の楽しみのためだけに描いたため、あれだけ親しかった白洲さんや洲之内さんといえども、ほんの一部しか見せてもらってない。文字通り、幻の作品集である。「絵や書をかく者には、お手本として髄一のものだと思う」とは、生前親交のあった小池邦夫さんの言葉。絵手紙愛好家には最高のプレゼントとなりそうだ。
聴かせてよ愛の歌を
─―─ 日本が愛したシャンソン100 ─―─
- 定価 4935円〈税込〉
- サイズ
- ISBN 978-4-86029-201-0
シャンソンブームだとか。20歳でデビューを果たし、天才的な歌唱力で魅了したエディット・ピアフも昨秋映画が公開された。日本のシャンソンの夜明けは、あの銀巴里からか。開店が昭和26年である。美輪明宏(当時は丸山明宏)や金子由香利、戸川昌子、芦野宏などが歌っていた。イヴェット・ジローやジルベール・べコーの来日公演もあった。本書は日本人が好む代表的なシャンソン100曲を取り上げ、著者独特の切り口でその誕生秘話、歌手の人となりに迫る。「枯葉」「愛の賛歌」などお馴染みのシャンソン25曲が入ったCDも付いてお得。




